2016年11月放送分。
先日中島みゆきさんの記事を書いたからその流れで一緒に見ておこうというわけである。
セルフライナーノーツが紹介されていた。
・地上の星(2000)
「無名の人々に光を当ててください」というのがNHKからの唯一の注文でした。
分厚い企画書には、懸命に生きた無名の人々の記録。
目を凝らして気づいたのは
この人々に「光を当てる」なんて出来ないということでした。
光を放っているのは、まさに、この人々自身だったからです。
心から敬意を込めて、「地上の星」と名付けました。
あぁ、そういう意味だったのか。
すばらしいセルフライナーノーツ。
2002年の紅白歌合戦では黒部ダム第4発電所、地下200メートルのトンネルからの中継だった。
・銀の龍の背に乗って(2003)
お医者さんのドラマ「Dr.コトー診療所」の主題歌だそうだ。
医者という仕事はなんという孤独で心細いものであろうか、と痛々しく思えることがあるのです。
たった一人で命に直面する重責の孤独。
せめてもの援護をしてくれるようにと命の水の化身であるところの龍に頼みごとをしたかったのです。
初公開のライブ映像を見たけど、
いやー、表現者だなぁ。
悲しげな表情からぱっと笑顔になるとじんわりと心が温かくなる。
そしてサビになると一気に解き放されて涙が出そうになるよ。
・宙船(そらふね)(2006)
私は自分のコンサートで歌おうとして早口部分で挫折しました。
TOKIOの「宙船(そらふね)」は中島みゆきさんが書いた曲だったのか。TOKIOで一番好きな歌かも。
そのコンサートの映像が流れていたけど、カッコいい!!
・倒木の敗者復活戦(2012)
「倒木の」が「東北の」と、聞き取れるとして受け入れていただく結果になったのも、大震災の影響の一つであったと思われるが、それはそれで否定するまでもないと考えている。
東日本大震災の翌年にリリースした曲。
倒木が東北に聞こえると話題になったらしい。
・India Goose(2014)
中島みゆき主演の舞台の曲。
ヒマラヤの高峰には吹きおろす風に向かってひたすら飛び続けるうちに、
運が良ければ煽られて、つまり「すっとばされて」ようやく峰を越えていける、
小さな渡り鳥たちが、羽ばたき続けているそうな。
飛び立ったらもう二度と戻って来れない。
・Why & No(2015)
実際はとんでもなくアガリ性です。即座に何か言い返すなんてことが出来たなら、人生ずいぶん違っていたでしょう。
そのときに言えなかったことを後になって歌詞にしている。
・麦の唄(2014)
朝ドラ「マッサン」主題歌。
この歌も好きだなぁ。
近所の広場のスクリーンで流れてたから行くたびによく見てたなぁ。
その2年後、『前途』 というアルバムをリリースした。
私は何をやってもとろい質でして
あれもしようこれもしようと思いながら、
毎日間に合わなかった用事が残るんです。
これが日を追うことにうずたかく積もっていきまして、
先へと進めば進むほどなぜか忙しくなっていく。
つまり私の人生は言ってみれば、「前途多忙」
と、こういうことになっとるわけでございます。
おつきあい頂きましてありがとうございました。
そうそう、タスクをこなせばこなすほどどんどんタスクが増えていく(笑) ♪〜(^.^)
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