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2020年11月22日

Vol.679 ジャズの歴史

今、日本シリーズ 第2戦をテレビでやっています。
コロナの影響で、例年より1か月くらい遅いですね。

それにしても、ソフトバンク強い。
4連勝で日本一もあるかも。


日本シリーズを見ながら、音楽の勉強するよ。

今日はジャズの勉強。



 一般的に認知されているジャズっていうのは、いわゆるスタンダードとかモダンジャズと呼ばれるもので、40年代のスウィングジャズから来て、完成されていったような音楽です。

 ――映画の「スウィングガールズ」もやっぱりジャズなんですか?

 あれは特にスウィングジャズと呼ばれるスタイルのジャズを題材にしています。各楽器がアドリブをバリバリにやって・・・・・・というのとは、またちょっと別のスタイルですね。スウィングの後の時代の、おおざっぱに言うとモダンジャズが、一般的なジャズとして認知されているようです。

 スウィングジャズっていうのはダンスパーティーなんかで踊れる音楽っていうの目指して完成された音楽という面がありまして、おおざっぱに言うと、大編成のオーケストラで、作曲者や編曲者が全パートの演奏をびっちりと譜面に書いて、それをきっちり演奏するような音楽になります。アドリブもありますけど、アドリブ自体が曲の中心になるようなことは、ほとんどありません。

 そんな音楽がすごく売れていたのは1940年代くらいなんですけど、今のジャズと違って基本的には譜面通りに演奏する音楽だったわけです。そこで「もっといろいろ自由に演奏したいよな」って、くすぶっていたミュージシャンたちが、営業の終わったクラブなんかで夜な夜なセッションを繰り広げるようになるですね。当時のヒット曲だったり、いわゆる古典的な名曲なんかを題材に、それをフェイクするようなものだったようです。フェイクっていうのはもとのメロディーを崩して演奏するというような意味です。そんなセッションでどんどんソロを回していったというのが、今のアドリブを重視するスタイルのジャズの原型になっていったと言われています。

 中でも、フェイクだけではなくて、コードアルペジオを多用してインパクトの強いアドリブを生み出す・・・・・・こういったものが「ビバップ」と呼ばれるようになり、アドリブ重視のジャズが大きな流れになります。ビバップというのは即興性が高すぎて、スウィングが好きだった人たちの間ではネガティブな評価もあったようなんですが、今では一般的なジャズのイメージになっているわけですね。アルトサックスのチャーリー・パーカー(Charlie Parker)なんていう人が、ビバップの代表的なミュージシャンです。(「アドリブ理論の本」p.160-162)




チャーリー・パーカーは、アドリブ演奏を得意とし、天才的なひらめきと驚異的なテクニックを駆使してビバップの誕生に大きく寄与したが、
ドラッグから抜け出せずに、35歳の若さで亡くなったそうだ。


Charlie Parker- Confirmation
https://www.youtube.com/watch?v=yXK0pZx92MU




 


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posted by 谷飛沫 at 20:32 | Comment(0) | 音楽の話 | edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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