東村アキコさんの自伝的漫画だ。
4巻までは、読み終わると漫画が描きたくなってたけど、
それだけじゃなく、もっと時間を大切にしたいと思った。
以下、ネタばれあり注意。
巻頭カラー100ページを初めて任されて、漫画家としていよいよこれからという時に
先生が肺がんになり、余命4か月の命。宮崎に帰って教室を継いでくれと頼まれる。
自分だったらどうするかな。
「例えばあの時 宮崎に帰って教室を手伝って
例えばそれで1年間 漫画を休んだとしても
そのあとまた頑張れば いくらでも挽回できたのに
いいネームさえ描けば、ブランクがあろうが載っけてもらえる世界なのに
あの頃の私は焦ってた
(中略)
先生の時間が残り少ないことを知りながら
先生を見捨てて逃げた」
先生が絵を描く時間を1分でも多く取れるように
先生の最期に寄り添ってあげればよかったって
後悔してるけど、
もしそうしてたら、今こうして東村アキコさんは漫画家として成功してないかもしれないし、
何より、このマンガは生まれてなかったと思う。
人生にはタイミングが大事。
チャンスを逃さないことが大事。
改めてそういう大事なことも気づかせてくれた。
なんで大きなチャンスっていつもこういうときにやってくるんだろう。
前回の記事で書いていた謎も
5巻を読めば納得でした。
「私が先生と出会ってから数年間
先生が旅行したのって あの金沢の あの時だけ
その数年後に
私が出産して その息子のことを描いたエッセイ漫画がなぜかバカ売れして
かなり大きい額の印税が私の口座に振り込まれた時
ああ あの時 このお金があったらな って
先生が元気なうちに イタリアでもスペインでも
どこでも連れていけたのになって」
このお金があの時あったら・・・
もっと早く漫画を描き始めていれば・・・
っていう後悔だったんですね。
こういう後悔はあまりしたくないからもっと今を大切に生きよう ♪〜(^.^)
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