最近はずっと投稿された曲を聴きまくってます。
流して聴いていると、
クレオフーガなどで仲良くさせてもらっているほっちゃんさんの「君がくれたセカイ」という曲が出てきました。
懐かしい!(^o^)丿
君がくれたセカイ | 堀田 ゆき(ほっちゃん)
https://creofuga.net/audios/80588
詳細ページを見てみると、昔私が書いたコメントもありました。
2015年12月なのでもう2年以上も前のものだけど、
改めて聴くと、やっぱり吉俣さんの挿入曲を彷彿とさせる繊細な曲でした。
篤姫のサウンドトラックを車に乗るたびにエンドレスで聴きまくっていたから、
(そしてこういう曲が作りたいと思っていたから)純粋にすごいなと思いました。
さらに驚いたのが、ほっちゃんさんが吉俣さんをご存じなかったことです。
どうしてあんな曲が作れるんだろう?
ほっちゃんさんは、吉俣さんについてたくさん調べられて、
こういう音源を使ってるよという情報まで。
当時、そのお返事を読んだのがきっかけで吉俣さんのインタビューにたどり着きました。
おもしろそうなので時間のある時に読もうと思って放っておいたようです。
また後回しにするとまたしばらく読まないと思うので今読んでみました。
【インタビュー】吉俣良 | INTEGRA-7 Artist Interview Vol. 2
https://blog.roland.jp/artist/integra-7-yoshimata/
せっかく読んだので、感想などを書いておきます。
・吉俣さんはINTEGRA-7という音源モジュールを使っている。
映画やドラマのサウンドトラックを手がける時って、レコーディング前のデモを24〜25曲ほど作るんです。これらの曲は、最終的には弦楽器や木管楽器、ドラム、ベースと、8〜9割は生音に差し替わる
INTEGRA-7の音がそのまま大河ドラマとかで使われているわけではない。
・INTEGRA-7を使っている理由は、生音に置き換えるときに音色のニュアンスが伝わりやすいから。なので17万円も出して使う必要はなさそうだ。
今まで何十作品も作ってきているのに、音源をINTEGRA-7に替えてから、「最近、デモのクオリティが上がってません?」って言われるんですよ。別に、デモのクオリティが上がったわけじゃなくて、音源を替えただけなんですけど(笑)。でも、一般の人の印象って、そうなっちゃうんですよ。面白いですよね。
─ 逆に考えると、いくらいい曲を書いても、デモの音源がいまひとつだと……。
音源の力は思っている以上に大きいようだ。
─ コンピューター・ベースの制作を行う中で、ハードウェア音源であることのメリットや使いやすさを感じた部分はありますか?
吉俣:利便性としては、まず音色が選びやすいですよね。ボタンでパパッと鳴らしたい音を選べるし、音の立ち上がりを速くしようとか、そういった調整がワンタッチで行えるのは、ハード音源ならではですよね。そもそもINTEGRA-7の音色自体が“楽器的”に作られているから、ほとんど設定をいじらなくても大丈夫だと思いますが。
ハード音源のメリットが書かれている。
─ 確かにソフト音源ですと、音色を選ぶ際は、多少のデータ・ロード時間が必要ですよね。
吉俣:たった1〜2秒のことですが、僕の場合、一度に100個くらい、どんどん切り替えながら音色を探していくので、このわずかなロード時間は、かなりのストレスだったりするんですよ。せっかくイメージが湧いてきたのに、その“休憩時間”で、アイデアがしぼんでしまうこともありますし。
やっぱりイメージに合う音色を探しているようだ。それにしても100個とはすごい。
ハード音源の方で音色って切り替えられるんだっけ?
そっちの方が楽なのかも。というか、それがハード音源のメリットなのかも。
─ プロの現場において、スピーディさは大事なポイントなんですね。
吉俣:いかに素早く、イメージを形にできるか。特に僕の場合、一番重要なことは、「曲ができあがること」、そして、それが最終的に「生楽器で再現されること」です。だから、その間に行う作業は、できるだけスピード感をもって、生演奏をシミュレートしていきたい。その作業に、INTEGRA-7はとてもいいんですよ。
ここでうまくまとめられている。
例えば、今度リリースするサウンドトラックアルバム『Oh, My Dad!!(フジテレビ/2013年7月より放送中)』のデモは、すべてINTEGRA-7で作ったんですが、収録曲の「Dr. Shinkai」の冒頭は、INTEGRA-7のマリンバで始まるんです。具体的には、「BsMarimbaSRX1(SRX-06 Complete Orchestra:No.0308)」と「Xylorimba (SRX-06 Complete Orchestra:No.0315)」をミックスして使っています。
そうだ、音色を混ぜるのももっとやってみよう。
吉俣:オーケストラ曲は、“曲ありき”です。作った曲に対して、何かの楽器を当てはめていくというやり方をします。ただ曲ができた時点で、自分なりのオーケストラ・セットとリズム・セットがINTEGRA-7で構築されていますから、音色を選ぶ際に困るようなことはまったくありません。INTEGRA-7を使い始めてからは、ストレスなく作業ができるようになったので、すごく楽になりました。対照的にサスペンスの音楽を作る際は、音色から決めていくんですよ。サスペンスのシビアなシーンの曲を作る時などは、とにかくいろんな音色を鳴らしてみるんです。そこで例えば、「Echo Piano(PCM Synth Tone No:385)」のような音色を聴いて、「これはサスペンス・チックに聴こえるな」と感じたら、そこから曲を作ったりします。どんどん音色を切り替えていって、“シュワーッ”と鳴る効果音が出てきたら、「この音から始まる曲も“アリ”だな」と思って、それで曲を作り始めたり。だからサスペンスだけは、唯一、“音色ありき”で、音色から発想を膨らませて曲作りに取りかかります。
基本的には、あとから最適な音色を当てはめていく。
でも、音色からイメージを膨らませて作ることもあるそうだ。
今、マクロス・シリーズで有名な河森(正治)監督と組んで、『The Fool』という、新しいライブ・エンタテインメントの音楽を作っていて、ギター以外は、ほとんどINTEGRA-7だけで作っています。それほどのクオリティですから、アマチュアの方であれば、これだけでも全然いけると思いますよ。インディーズでCDを作っている人も、これが1台あれば、音源は十分なんじゃないかな。何度もくり返すように、僕が作っているのはデモですけど、一般のリスナーには、生楽器なのか音源なのか区別できないくらい、デモのクオリティは保っています。それに、先ほど話したように、エンジニア的に音を作り込まなくても、そのクオリティまでいける音源ですから、あとはいかに発想を豊かにして、いいメロディを作るか、そこに集中できるわけです。
生音源に差し替えるのが目的じゃなくても、INTEGRA-7は違和感ない音源ということでそのままインディーズCDが作れるらしい。
楽しそうなことをついつい後回しにしてしまうけど、人生は短いからどんどんやっていこう。 ♪〜(^.^)
<昨日やったこと>
・クレオ聴く 旅行部門
TS-Zone: https://ts-zone.jimdo.com/
(楽曲倉庫)
たにわさび: http://taniwasabi.seesaa.net/
■関連サイト
最先端のSuperNATURALトーンをはじめ、SRXシリーズ全タイトル標準搭載し、ローランドのサウンド資産を一台に凝縮。音楽制作のスピードを飛躍的に向上させるローランドのフラッグシップ音源モジュール。
http://www.roland.co.jp/products/integra-7/
#この記事を書きながら、ずっと「君がくれたセカイ」を流していたけど、
曲が終わるたびに、巻き戻すのが大変。
クレオフーガのミュージックプレイヤーにリピート機能が欲しい(切望)