たまってたプレバトを一気に見ました。
ブルゾンちえみさんの一句。
「秋風と混ざる荷物の異邦の香」
これだけでも言いたいことが伝わって来て素晴らしい句だと思いますが、
夏井先生が添削したらさらに素晴らしくなりました。
「秋風に混ざる荷物の異邦の香」
「と」を「に」に変えると、
秋風という季語を主役にして異邦の香がかすかに混ざるニュアンスが表現できるとのことです。
すばらしい!
本当に勉強になりますね。
ちなみに、ブルゾンちえみさんは2位でしたが、
「に」にしていたら今日の1位でしたとのことです。
梅沢さんもちゃんとここを指摘してて
さすが名人だと思いました。
その梅沢さんの俳句はこちら。
「秋夕焼機内に遺影の席ひとつ」
ポイントは中七の字余り。
中七の字余りを解消しようと思えば、
「秋夕焼の機内遺影の席ひとつ」と上五を字余りにすればできなくもないけど
それをあえてやらなかったのは、
自分の事なのか、第三者の目線で書いてるのかの違い。
「秋夕焼」で切ることで、
飛行機に乗りこんだら、席に一つ遺影がぽつんとあった
そのときにちょっとだけ心がハッと動く
という第三者の目線が表現できるということです。
ほんとに奥が深いですね。
作詞に活かせるかな♪〜(^.^)
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